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アベンジャーズ アカデミー #32 レビュー(前編)

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Avengers Academy #32
Story by:Christos Gage Art by:Timothy Green II
Wed, June 20th, 2012/Marvel Comics

 『AvX』タイイン!アベンジャーズ VS X-MEN 記事リスト

<ストーリー>
 センチネル……ミュータントを抹殺するために作られた、X-MENの天敵の殺人ロボットだ。 
 しかし、アベンジャーズアカデミーにいるセンチネルは、少々変わっていた。機械いじりが好きな少年・ジョストンにより、プログラムを書き換えられ、善良なロボットに生まれ変わっていた……はずだった。
 そのことに疑いを抱くX-23(ローラ)は、ある日、ジョストンを詰問する。
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「センチネルは、我々を皆殺しにするために存在している」
「僕のはそんなんじゃない。僕が再プログラムしたんだ。あいつはもう、ミュータントを傷つけたりしないよ」
「全テノ、ミュータントヲ、抹殺セヨ!」
 ジョストンが言う側から、センチネルが喚きだす。頭を抱えるジョストン。X-23が、現在の使命を尋ねるとセンチネルが答えた。
「ジョストンヲ、決シテ見捨テナイコト。何ガアッテモ。ジョストンヲ守ルコト。全テノ生命ヲ守ルコト。自分自身ヲ守ルコト……全テノミュータントヲ捕獲シ、滅ボスコト」
 X-23がジョストンを睨みつける。渋々、彼は認めた。ミュータントを攻撃する命令だけは、どうしても消去することができなかった。ジョストンができたのは、その命令の優先順位を下げることだけだった。もしその基本プログラムまで消去すると、彼の「心」までも消してしまう……
「ならば、そうすべきだ」X-23は無感情に言った。
「あいつは、僕の友だちなんだ!」
「あれは機械だ、殺しをプログラムされた」
「君だって、そうじゃないか!」
 怒ったジョストンは、つい口走ってしまう。

 二人のやり取りを見ていたホワイトタイガー(エヴァ)が、X-23に声をかける。彼女はジョストンを擁護する。
「彼にとっては、あのロボットはペットみたいなものなのよ。あなたは飼ったことはないの?」
「私が幼く施設にいた頃に、犬を与えられた」
 X-23は淡々と言った。
「私はその子に……愛情を感じるようになった。その時、その子を殺すように命じられた」
 それは、X-23を完璧な殺人兵器にするための、冷酷な訓練の一環だったのだ。絶句するエヴァ。
「なんてこと!あなた、その……」
「もし私が殺さなければ、その子は私から引き離され、殺されると言われた。私の見ている前で、ゆっくりと苦しませて殺すと」
「あ、あなた、それでどうしたの?」

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「私は、その子を許される限り抱いていた。その子に、ごめんなさいと告げた。その子が私にくれた幸せに、ありがとうと告げた。それから奴らが来て、私は……」

 X-23は、そこから先を口にできなかった。
「ロボットは生きてはいない。同じことではない。ジョストンのところに行きたければ好きにしろ、エヴァ。私はもう誰とも話したくない」

 その後X-23は、アカデミーの責任者のジャイアントマン(ハンク・ピム)に呼び出された。
 サイクロップスと他の4人が、フェニックスの力を吸収した。彼らはその力で世界中から飢えや争いを取り除き、素晴らしいことをしている。X-MENは、そのユートピアを世界に広げつつある。
 アベンジャーズの一員であるピムはその事実に戸惑っている様子だったが、それでもX-23に言った。
「ローラ。君もかつてはその一員だった。もし君が彼らに加わりたいのなら……ここを出ていきたいのなら……僕は理解するよ」
 しかし、X-23はその申し出を辞退する。
「私はここに残る。ユートピアに、私の居場所は無い」

 その時、ジョストンのセンチネルが騒いでいるとの知らせが入る。
「警告!オメガレベル・ミュータントノ脅威発生!」
 校庭に集まったアベンジャーズアカデミーの面々の前に姿を現したのは、フェニックスファイブの一人、エマ・フロストだった。
「破壊!」
 センチネルが攻撃するが、エマのパワーの前にあっさりと返り討ちにあう。エマが優雅に言った。
「お邪魔をしてごめんなさい、ドクター・ピム。このセンチネルを溶かしたら、すぐにおいとまするわ」
 エマは、すでにそのパワーで、世界中のセンチネルを破壊していた。
「ダメだ!」
 ジョストンが抗議の声を上げる。
「お願いします、こいつは僕の友だちなんだ。こいつは他のセンチネルとは違う」
「何も変わらないわ、私を攻撃してきたでしょ」
「あなたみたいにパワーのある人を見たことがなかったから。でも、ここでミュータントと一緒にいるけど、今まで彼らを傷つけたことはないんだ。彼女に聞いてよ!」
 ジョストンはX-23を指し示した。

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「ローラ?あなた、まだここにいたの。もうシスマ(分裂)は終わり。皆がもう一度、一つになる時よ」
ウルヴァリンは違う」
 エマは、苦笑した。
「ええ、そうね。彼は、かなり強情だから。でも、あなたは誤った忠誠心で、パクス・ユートピアを拒むことはないのよ。あなた……そう、それだけじゃないのね」
 エマは強化されたテレパシー能力で、X-23の心を覗きこんだ。その瞳に慈愛が浮かぶ。
「あなたは、傷ついたと感じているのね。自分はふさわしくないと。でも、今の私には、あなたを癒す力があるわ。今の私には、昔なら、夢だったようなことができるの。あなたの心に触れられる。一瞬で、何年分ものセラピーの効果を与えられるわ。あなたの過去のトラウマを、遠い記憶にしてあげられる。あなたも、そうしてほしいでしょ?」

 エマの手が触れようとする。あわてて、X-23が拒んだ。
「いや。私の心は、もう十分にいじくり回されてきた」
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 思わぬ拒絶に、エマは不機嫌な表情を浮かべる。
「強情なのは、遺伝のようね。それじゃ、仕事に戻ることにしましょ」
「あのセンチネルは誰も傷つけていない。ただ、ミュータント狩りの指令は、動かせないんだ」
 思わず、ジョストンと彼のロボットを擁護してしまうX-23。
「当然よ、ローラ。あれはただ一つの目的のために生まれた。虐殺よ。私たちのパクス・ユートピアには、あんな不愉快な物の存在する場所は無いわ」
 そう言うと、エマはフェニックスの炎で、センチネルを破壊しようとする。
「ダメだ!やめて!」再びジョストンが叫んだ。

 果たして、ジョストンとセンチネルの運命は?そして、X-23は……?

 ちょっと長くなってしまったので、次回に続きます。
(なお、この話は、AvXメインシリーズ #6と7の間に発表されたエピソードです)

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