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Ultimate Spider-man Vol.13:Hobgoblin NEW!


Ultimate Spider-Man TPB Vol.13(Ultimate Spider-Man #72-78収録)

ハリー・オズボーンが帰ってきた。喜ぶクラスメートの中、ピーターだけは複雑な表情。彼を最後に見た時、父親ノーマン(グリーンゴブリン)を目の前で撃たれ、放心状態のハリーは確かにつぶやいた。「みんな殺してやる」と(Ultimate Six参照)。
ピーターとメイおばさんは、引越しの準備をしていた。ベンおじさんとグエンが亡くなった、忌まわしい家を離れる決心をしたのだ。そこに突然ハリーが現れ、ピーターに告げる。ピーターがスパイダーマンになる前、MJはハリーと付き合っていたことを。それはピーターにとって、思いもかけない衝撃だった。
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「お前はスーパーヒーローになり、俺は親父を失った。俺たちの経験した苦しみをわかる人間は、どこにもいない。俺たちにはお互いしかいないんだ。俺はお前の力になる。だから・・・お前も俺を助けてくれ」そう言ってハリーはピーターを抱きしめる。戸惑うピーター。ハリーの言葉は真実なのか?

話は一週間前に遡る。Ultimate Six事件後、シールドの監視下に置かれていたハリーだったが、ショックのため事件の記憶を喪失しており、精神的にも安定したと見なされたので、日常に戻されることになった。祖父の元に引き取られ、両親の遺産を受け継ぎ、経済的にも恵まれたハリー。そんな彼に、ミスター・ショウと名乗る謎の男が接触してくる。突如として、忌まわしい記憶の全てが蘇るハリー。ショウはノーマン・オズボーンに命じられたと告げ、ハリーを謎の地下室へと誘う。そこでハリーが見たものは、父親を変身させた薬「OZ」だった。ショウはハリーに囁く。「父親を助けたくはないか。それには、まずノーマンがどこに収容されているか、調べねば。スパイダーマンに、ピーター・パーカーに近づいて探り出すんだ・・・・」

MJに冷たく当たってしまうピーター。ハリーの出現と、彼が過去MJとつきあっていたという告白は、ピーターの心を激しく揺さぶっていた。スパイダーマンとして強盗を退治するが、怒りに任せて、相手に重傷を負わせてしまう。警察に出頭しようとするスパイダーマンだったが、現れたジャンヌ・ディオルフ警部は彼に理解を示し、不問に付すのだった。
次の日、MJはピーターに対し、ハリーと昔つきあっていたことを認め「でも、愛してるのはあなたよ」と告げるが、ピーターの心は晴れない。さらに、「スパイダーマンが父を殺した」と、ハリーが事実と異なる話をしていたことを聞き、激しく憤る。

ピーターはスパイダーマンに変身し、ハリーの下に赴くが、彼の様子がおかしい。
「奴が来た。来たぞ。お前を殺しに来たんだ」
「いいから俺を放っておいてくれ!いやだ!いやだ・・・・!」
誰もいない暗闇に向かって叫ぶハリー。
そう、ミスター・ショウなどという人間は最初からいなかったのだ。全てはハリー自身の心が見せていた幻だった。現実と虚構、友情と憎しみに、ハリーの精神はすでに引き裂かれていた。
「お前はあそこにいた!あの時、お前もあそこにいたんだ!」
頭の中のショウの言葉に、ハリーの記憶が蘇る・・・それは父ノーマンがOZを自らの体に注入し、グリーンゴブリンに変身した日のことだった。その場に居合わせたハリー自身にも、OZは感染していたのだ。ハリーの体が突如、炎に包まれ・・次の瞬間ハリーは父親そっくりの怪物、ホブゴブリンに変身した!呆然と立ちつくすピーター・・・

理性を失ったホブゴブリンが暴れだす。ピーターはやむをえず、親友と戦うはめに。激しい戦いの中、ピーターは自問する。「どうしてこんなことに・・・ハリーは悪人じゃない。ハリーは父親とは違う。ハリーは僕の友達なんだ!」
だがホブゴブリンは止まらず、戦いは街中にまで及ぶ。騒ぎを聞いたMJが、現場に駆けつける。ホブゴブリンはMJの姿を目にすると、彼女に襲い掛かった。間一髪、スパイダーマンがゴブリンを食い止め、MJを安全な場所に運ぶ。なおも荒れ狂うゴブリンに、ついにピーターは怒りを爆発させた。あらん限りの力で、かつての親友を殴りつける。「どうしてこんなことに!?どうして!?どうして!?」
その時、拳を受けながらホブゴブリンがつぶやいた。
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「殺してくれ・・・・・」
それはわずかに残ったハリーの意識が、絞り出した言葉だった。
戸惑うピーター。果たして彼は、親友ハリーの命を奪えるのか?
その頃ニック・フューリーは、この事態を収めるべく、シールド部隊にハリーへの攻撃命令を発していた・・・・

ついに親友ハリーとの対決の時が来ました。映画「スパイダーマン3」でも、ハリーとピーターとの友情に泣かされたという声が多いですが、このアルティメット版でも、また違った形での友情と憎しみのドラマが展開されます。
そしてこの事件をきっかけに、ついにピーターとMJに、決定的な破局が訪れます。「このままではいずれ君にも危険が及ぶ、僕の側にいないほうがいい」と、MJを突き放すピーター。MJの涙も彼の決意を変えることはできませんでした。
#78はそんなMJが主役。リズやフラッシュのおせっかいで、マーク・ラクストンというバンドをやっている若者と知り合います。マークは優しい青年で、MJも彼に魅かれますが、結局ピーターのことを忘れられず、それ以上の関係には発展しませんでした。
(ちなみに、マーク・ラクストンは、オリジナル版のヴィラン、モールトンマンの名前ですが、こちらではただの一般人のようです)

★★★★


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