ウルヴァリンVSハルク レビュー
マーベル・アニメイテッド・ユニバース6 ウルヴァリンVSハルク【Blu-ray】
欲望に渦巻く世界。真実を求めて、宿命のヒーロー:ウルヴァリンの戦いが今、始まる。相手はなんとハルク!!
<ストーリー>*ネタバレ注意
カナダ国境の町がハルクの出現で壊滅状態に。カナダ国防省デパートメントHは、被害拡大を防ぐため、特殊エージェント・ウルヴァリンを派遣する。
森に捜索に入ったウルヴァリンは、そこでブルース・バナーという男と出会う。そのバナーこそがハルクだった。変身したハルクとウルヴァリンの死闘が始まる。
しかし、そこに邪魔が入った。セイバートゥース、オメガレッド、レディ・デスストライク、そしてデッドプール。彼らは、秘密組織「ウェポンX」の作り出した超人兵士だった。捕らえられるウルヴァリンとハルク。
実はウルヴァリンも、ウェポンXに改造された一人だった。ミュータントだったウルヴァリンは、彼らによりアダマンチウムの骨格と爪を移植されたのだ。ウェポンXは、ハルクも兵器として利用しようとする。
記憶を消去されそうになるウルヴァリンだが、彼に個人的な恨みを持つデスストライクとセイバートゥースは、ボスのプロフェッサーを裏切り、ウルヴァリンを殺そうとする。しかし逆に二人を倒したウルヴァリンは、バナーを助け出す。
ウルヴァリンは、バナーをハルクに変身させ基地からの脱出を図るが、ハルクは敵も味方も区別なく暴れまわる……!
<感想>
コミックのウルヴァリン初登場が、ハルクの敵役としてだったというのは有名な話。
今回のアニメはその初対決エピソードを基に、ウルヴァリン誕生のエピソード『ウエポンX』(バリー・ウィンザー・スミスが描いた名作)を絡ませ、さらにセイバートゥースらウルヴァリンの宿敵たちも登場させるという、サービス満点の一編。
40分弱という枠に、これでもかというほどアクションが盛り込まれている。反面、ストーリー性は希薄で、最後もうやむやのうちに終わる。「なんでデスストライクとオメガレッドが一緒にいるんだろう……?」といろんな疑問が頭をよぎるが、何も考えずに楽しむのが吉かと。
OVAなので、暴力描写が容赦なく、後半はけっこうショッキングなシーンも。こりゃ確かに土曜の朝には流せない(たぶんディズニーXDでも、編集しないと流せない)。
しかし、ちゃんと爪を活用するウルヴァリンをアニメで見れたのには、感激した!
なんでも切り裂くアダマンチウムの爪ですが、人間相手に使うとお茶の間に流せないシーンになるので、アニメに出演すると、ロボット相手(ぎりサイボーグ相手)にしか使わせてもらえないのが常ですが、このOVAは違う!流血!血しぶき!断面図!(さて、相手は誰でしょう?)悪趣味と言われようと、こういうのが見たかった。
そして、もう一つ特筆すべき点は、そう、デッドプールが登場することだ。
↑怒り狂うハルクに向かって、「なんとかしてこい、アインシュタイン!」と放り投げられるデップーさんw
この人も、土曜の朝には向かないタイプなんで、まともなアニメ出演は今回が初?(カメオはあったけど) 期待通りの狂った言動で、物語に華を添えます。特に吹き替え版では、日本語でしゃべり倒すデップーが見られるぞ。一人称はやっぱり、「僕ちゃん」なのね。
それに比べてワリを食ったのはセイバートゥースかな。これが史上稀に見る小物臭で……
吹き替えキャストは、ウルヴァリン:間宮康弘 デッドプール:落合弘治 ハルク:江川央生 ブルース:村治 学ほか。全員良かったが、特にウルヴァリンとデッドプールは名演でした。
ヴァイオレンスあふれる、アメコミアニメの怪作だ。同時収録の『ソーVSハルク』については、また改めて。
なお、アニメ関係の話題を、「マーベル・アニメイテッド・ユニバース」というカテゴリにまとめました。
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しかし、そこに邪魔が入った。セイバートゥース、オメガレッド、レディ・デスストライク、そしてデッドプール。彼らは、秘密組織「ウェポンX」の作り出した超人兵士だった。捕らえられるウルヴァリンとハルク。
実はウルヴァリンも、ウェポンXに改造された一人だった。ミュータントだったウルヴァリンは、彼らによりアダマンチウムの骨格と爪を移植されたのだ。ウェポンXは、ハルクも兵器として利用しようとする。
記憶を消去されそうになるウルヴァリンだが、彼に個人的な恨みを持つデスストライクとセイバートゥースは、ボスのプロフェッサーを裏切り、ウルヴァリンを殺そうとする。しかし逆に二人を倒したウルヴァリンは、バナーを助け出す。
ウルヴァリンは、バナーをハルクに変身させ基地からの脱出を図るが、ハルクは敵も味方も区別なく暴れまわる……!
<感想>
コミックのウルヴァリン初登場が、ハルクの敵役としてだったというのは有名な話。
今回のアニメはその初対決エピソードを基に、ウルヴァリン誕生のエピソード『ウエポンX』(バリー・ウィンザー・スミスが描いた名作)を絡ませ、さらにセイバートゥースらウルヴァリンの宿敵たちも登場させるという、サービス満点の一編。
40分弱という枠に、これでもかというほどアクションが盛り込まれている。反面、ストーリー性は希薄で、最後もうやむやのうちに終わる。「なんでデスストライクとオメガレッドが一緒にいるんだろう……?」といろんな疑問が頭をよぎるが、何も考えずに楽しむのが吉かと。
OVAなので、暴力描写が容赦なく、後半はけっこうショッキングなシーンも。こりゃ確かに土曜の朝には流せない(たぶんディズニーXDでも、編集しないと流せない)。
しかし、ちゃんと爪を活用するウルヴァリンをアニメで見れたのには、感激した!
なんでも切り裂くアダマンチウムの爪ですが、人間相手に使うとお茶の間に流せないシーンになるので、アニメに出演すると、ロボット相手(ぎりサイボーグ相手)にしか使わせてもらえないのが常ですが、このOVAは違う!流血!血しぶき!断面図!(さて、相手は誰でしょう?)悪趣味と言われようと、こういうのが見たかった。
そして、もう一つ特筆すべき点は、そう、デッドプールが登場することだ。
↑怒り狂うハルクに向かって、「なんとかしてこい、アインシュタイン!」と放り投げられるデップーさんw
この人も、土曜の朝には向かないタイプなんで、まともなアニメ出演は今回が初?(カメオはあったけど) 期待通りの狂った言動で、物語に華を添えます。特に吹き替え版では、日本語でしゃべり倒すデップーが見られるぞ。一人称はやっぱり、「僕ちゃん」なのね。
それに比べてワリを食ったのはセイバートゥースかな。これが史上稀に見る小物臭で……
吹き替えキャストは、ウルヴァリン:間宮康弘 デッドプール:落合弘治 ハルク:江川央生 ブルース:村治 学ほか。全員良かったが、特にウルヴァリンとデッドプールは名演でした。
ヴァイオレンスあふれる、アメコミアニメの怪作だ。同時収録の『ソーVSハルク』については、また改めて。
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